最近、世界史でも近現代史の中国史にハマり始めてからいつの間にか三国志を読みたい!と思い始めるようになっていました。
すぐに読み始めようと思い、ネットで三国志に関する本を探してみたら、なんと8〜10巻ぐらいあるボリューム感しか感じられないもばかり。。。
ですよね。
私自身も三国志と同じくらいの分量である司馬遼太郎の坂の上の雲などを読んだことありますが、全巻読むのって普通の人ならば、めちゃくちゃ大変ですもん。
というわけで、もっと読み始めやすくて物語を楽しめるものないかな〜と探し続けた結果、見つけました!
マンガ_三国志(Ⅰ〜Ⅲ巻)で全3巻の漫画です。
これだ!ということで早速購入して読んでみました!
まずは2巻まで買ってみました。
嘘はつかないホリエモン氏も推薦しており、内容に不足ありません。
本書がおすすめな理由3点
ということで読み始め、半日で2冊読破。あっという間でした。
超大作である三国志をわずか半日で味わえることができる本書をおすすめする理由が2点あります。
1.名場面発生までの「流れ」を押さえたストーリー
三国志には「桃園の誓い」、「三顧の礼」などの名場面が数多くありますが、当然その名場面が生まれるまでの「時代背景」や「一連の流れ」があります。
なぜその名場面が生まれたか。本書のわずかな分量の中にうまく盛り込めているため、読者としては違和感なく一気に三国志を味わうことができます。
本書に対してすごいなと思ったのは、三国志という超大作をマンガ2冊というこの分量に押さえてストーリーを描けているということです。
そのため読者は物語に一気にのめり込むことが容易→読むスピードアップ→短い時間で三国志を堪能できるのです。
さすがは(株)石森プロ。
歴史系マンガは任せろって気概を強く感じます。
2.専門知識が手に入る
三国志の時代背景を理解する上での専門知識を得ることができます。
普通の現代人が三国志を読めば馴染みのない用語がたくさん出てきますが、時代背景が現代と全く異なるので当然ですよね。
当時の政治背景、皇帝に対する民衆の考え方(逆も然り)、役人に対するイメージなど現代の常識からしたら考えられないものばかりです。
しかしながら本書では現代人がそのまま読んだら理解できないような専門用語に対して、わかりやすい注釈(一瞬で読める)を読者にとってストレスにならない読みやすい位置にしかも簡潔に付けており、注釈をさっと読み進めるだけでも専門知識も吸収することができるのです。
例えば「宦官(かんがん)」っていう役人に関する重要役職が何度も出てきますが、役人の中でどのような特徴を持っているのか要点を示したわかりやすい注釈が、しっかりついているので安心して読み進めることができるのです。
ちなみに宦官というのは、宮中で仕事をしている去勢した男性役人のこと。宮廷で勤務するに当たって、皇帝の妾に手を出しては問題になるので男性はあらかじめ去勢しています。
現代人からしたら意味わからんわ笑
現代の表現にすると霞ヶ関で働く国家公務員への応募条件で「要去勢」があるってことでしょ笑
少しずれましたが、要するにこのように本書を読むだけで、効率的に当時の情報を吸収できます。
さいごに
本書は三国志を読み始めてみたいなーと軽い気持ちで調べていらっしゃる方は、まずは本書を手に取ってみれば後悔ありません。
僅か半日で三国志を一気に楽しめて、専門知識も手に入れることができます。
本書を入口としてもっとこの人物について知りたいなーってことがあれば、その場合はもっと詳しい本を購入して楽しめばいいと思います。
三国志の入口としてはとても優れた本だと思いますので、興味がある方は是非!