
「ノー・アザー・ランド」というイスラエル映画を鑑賞。
感想として、私たちが普段考えもしないような生々しい暴力が日常的に存在していることを実感しました。
特に、パレスチナでの現実がどれだけ過酷で理不尽なものかが強烈に描かれていて、見終わった後には胸が塞がるような気持ちが残りました。
自分が住む日本という国がいかに恵まれているか、再認識。
斜陽の日本ですが、豊かだし、仕事はあるし、食事も美味しい、最強のパスポートで移動も自由。
一方で映画に登場する若きパレスチナのジャーナリストは、大学を卒業しても仕事が見つからず、国を自由に移動することもできない現実に苦しんでいます。
就職先はない、家は壊される、そして自分を守るはずの警察も守ってくれない。
なってこった。。。。
理不尽な暴力と抑圧の中で、彼はどうやって生きていけばいいのか全く見当がつかない状態です。
もしも私が彼と同じ境遇にいたら、果たしてどう生きるべきなのか、自分にできることは何なのか、全くわからなくなってしまうと思います。
映画を観ながら、改めて私は自分がどれだけ恵まれた環境にいるかを痛感しました。
また、この映画を見たことで、自分の仕事や日常の視点だけではなく、もっと広い視野を持つことの重要性を感じました。
自分の半径3メートル以内のことだけを考えて生きていくのはもちろん大事ですが、時には自分の視野を広げて、世界の他の部分で何が起こっているのかを知ることが、考え方を広げるきっかけになると思います。
今後もこういうノンフィクションにも枠を広げて映画鑑賞していこうと思います。