【読書メモ】『禁断の中国史』百田尚樹|一族郎党皆殺し!?残虐すぎる中国史

たまに映画や書籍などで独特な中国文化を聞いたことはありますか?

例えば幼少期に足を布でグルグルに強く巻くことで足を成長させない纏足(てんそく)や男性のチンチンを切り落とさないとなれない官職の宦官(かんがん)という文化がありました。

開始2行でもはや痛いです。

日本人からしたらもはや意味がわからないですよね。

この記事はそういった表には出てこない中国の裏歴史を知りたい!の知的欲求を満たす書籍を紹介する記事です。

最近は中田敦彦氏のYoutube大学をきっかけに中国史にハマり、YouTubeや書籍の中で紹介されている本を手当たり次第メルカリやAmazonで購入して読んでいました。

そんな中、ブックオフでたまたま見つけた百田尚樹氏の著作「禁断の中国史」を見つけた結果、想像以上に残虐すぎて購入してしまいました。

ここが本書と私の出会いです。

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まず本書の冒頭がこう始まります。

世界の中で日本人ほど中国を誤解している民族はいないのでしょうか?

で始まります。

僕はえっ?と思い、夢中で読んでしまいました。

ここら辺は私の感性が少し変わっているのかもしれません。

結論から言うと中国の残虐史でした。

というか残虐すぎるので、本書は食事の前や寝る前に読まないください。

マジで気分悪くなります。

そんな本紹介するんじゃないよ笑

でも中国というお隣さんだからこそ、現在の文化はどのように作られてきたのかの背景にもなるので知っておくべき情報なのかなと思います。

なので、少しでも多くの方に本書を共有したいと思い紹介させていただきました。

この記事はこんな方にオススメ
  • 中国の裏歴史全般について知りたい方
  • 宦官について詳細知りたい方
  • 中国の残酷な刑罰について知りたい方

印象に残ったこと

個人的に特に強く印象に残った文化について一部分のみピックアップして紹介させていただきます。

中国の虐殺史:易姓革命と一族郎党皆殺し

「中国4千年の歴史」と言いますが、中国には本当の意味で伝統などありません。

なぜなら王朝が入れ替わるたびに、徹底した粛清が行われ、過去の伝統や文化もそこで破壊し尽くされるからです。

中国には易姓革命という考え方があります。

易姓革命というのは「王朝が変わるのは新皇帝が天使に任命されたからだ」という考え方です。

えっ、、なんか怖い。過去にヤバそうなやついそう。

過去にはそりゃいたでしょうね。

しかしながらですね、その王朝が変わる際にその新王朝に旧王朝が「破壊され尽くされる」のです。

一言で言うと、旧王朝関係者の親族含めた一族郎党の皆殺し始まるんですね。

「一族郎党皆殺し」って。。王朝の変わり目に絶対生まれたくないわ!

その証拠として過去の王朝に関する遺跡を発掘した際に、大量の人骨が出てきました。

それもその人骨の頭蓋骨は砕かれていたり、手足が切断されていた状態であったりと、明らかに残忍な手段で殺された形跡のある酷い有様だったようです。

実際に史記などの当時の様子を記した文書では、ナイフで生きた人間の肉を切り刻んだり、内臓を取り出したりして殺したらしいです。

ベルモット

オレとしては、あまりにも残酷すぎて豚汁が喉を通らなくなったよ。

要するに王朝が変わる度に文化も生きていた人も虐殺といった手段で全リセットされてきたので、中国4千年の歴史とかいう綺麗な脈絡の歴史はありません。

その証拠の一つに、中国には老舗企業が1つも存在しないのです

詳細は本書に詳しくグロテスクな内容が書いてあるので興味のある方のみ読んでください。

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チンチンを切除した国家公務員:宦官(かんがん)

宦官(かんがん)って聞いたことありますか?

中国歴史関連の漫画や映画などでよく見かけるかもしれません。

結論から言うと、宦官とは皇帝の後宮でお仕事するチンチンを切除した男性職員のことです。

いやいや、どんなドレスコードやねん。

ちなみに後宮とは日本でいう大奥のことですね。

皇帝の子供を産むために集められた女性たちが過ごす場所が後宮なのです。

なぜおチンチンを切除しているかというと後宮は皇帝の子供を産むために集められた綺麗で年頃の女性が多くいる場所なので、そこで間違いが発生しては一大事ということでおチンチンを切っていることが必須条件なのですね。

それはわかるのですが、当時はチンチン切ってまで宦官になりたい人がいたんですか?

それがいたんです。

しかも宦官の募集はそれほど大変でなかったらしいのです。

当時は中国国内は中産階級がなくかなりのお金持ち or めっちゃ貧乏の2択だったんですね。

キツすぎでしょう!笑

特に貧乏な家庭に生まれた場合、戦争には駆り出されるわ、税金は不正に取り立てられるわ、餓死するわで散々な目に遭います。

思い試練が一生の間に何度も来ます。

その中で圧倒的多数の貧しい人間が立身出世するには2つの方法しかなかったのです。

それが、、、

立身出世するための方法
  1. 科挙に合格し官僚になる。
  2. 宦官になる。

今の時代に生まれてよかった。。。

科挙は難しさが半端なく10年単位の受験勉強でも受からないぐらいなので、普通の人は受かりません。

よって、貧乏な凡人には宦官になるぐらいしか選択肢がないのです。

しかしながら宦官になれば少なくとも飢えることもなければ、戦争に駆り出されることもないのでましです。

ベルモット

皇帝に近いため立ち回りが上手い宦官は重宝され、富を得て出世する凄腕も過去に居た。

その他にもチンチンの切り落とし方や宦官の定年退職後のことなども紹介されています。

詳細は本書を読んでいただければ幸いです。

その他にも人を食べたり、えぐい刑罰等の虐殺しについてわかりやすく解説いただいています。

深呼吸してからお読みください。

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読書前後での変化

どの歴史にも表と裏があり、多角的な視点で歴史を勉強することの大切さを改めて感じさせられました。

一見無駄に思われるかもしれませんが、その国が本質的にどう考えて動いていくのかを考察するにあたって裏歴史を知ることも欠かせない要素だと思います。

表があれば裏がある。

中国と日本は位置的に近く、外見も同じようなものであるが、歩んでんきた歴史が全く異なるため、考え方の根本はそもそも違うんだいう前提に立てたような気がします。

まとめ

あまりにも残虐すぎて最後まで読むのは大変かもしれませんが、事実から目を背けずに普段表には出てこない中国の裏歴史も知りたい方はぜひ本書を手に取っていただければと思います。

三国志などのかっこいいストーリーもイメージが変わります。

以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。

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