第三のギデオン読んでみた。

ホリエモンのメルマガで第三のギデオンは面白いと紹介があり、とりあえず読んでみようと購入してみた。

タイミング的にもたまたま世界史の本を読んだばかりで、初めて立憲君主制が成立したフランス革命に関する歴史が印象に残っていた。

そのためこの漫画を読んだ瞬間、点と点が繋がり高揚した。

フランス革命について再勉強

世界史的にも大きな衝撃の事件。王政を打倒してはじめて立憲君主制が成立した革命。

当然、絶対王政の体制である周辺諸国はビビる。

フランス革命までの政治体制は絶対王政にして王の権力は神聖不可侵。それが民衆の力で崩れたのだ。

フランス革命の発端となったのは、王政の象徴であったバスティーユ牢獄。

これがきっかけで、各地で蜂起が起こりフランス革命が一気に進んだ。しかしすごいエネルギーだな。

民主主義の理不尽

フランス革命実施により、当時の王であるルイ16世とマリーアントワネットはギロチンで処刑された。

その理由が、王政の象徴が生きていてはならない。生きているのに耐えられない。

だが、冷静に考えてみると全くの理不尽である。

もしもルイ16世が暴政を働き、意図的に民衆を苦しめていたのであれば処刑されてもおかしくないが、色々調べてみると三部会の開催も承認し、民衆による改革を支持していており、いい王様だったのでは。

しかも、革命は成功し、王政と特権階級は廃止され、ただの人になったのに死刑までするのか。

もう良くない?って個人的には思ったが、民衆の熱狂は止まらない。

王族を死刑にしたい民衆が、情報を都合の良いように解釈して拡散、暴走する。

まるで現代のSNSのようなものを感じる。

間違ったことであっても数が多ければそれが正義になるというのは民主主義の限界か。

いずれにせよ考えさせられる漫画ではあるので民主主義について考えるいいきっかけになるかも。

知的好奇心の刺激

もっとフランス革命に関する歴史を勉強したくなった。

その当時のある個人の視点で描かれた革命や処刑人に焦点を当てた本も読みたい。

手始めにギロチンでの処刑執行人の小説を購入してみた。

 

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