突然ですが、みなさんは海外の人に宗教はなんですか?
と聞かれた場合、なんて答えますか?
日本人は海外の人に宗教は何かと聞かれた場合、「無宗教」、「無神論」ですという回答が多いと思います。
でも、この回答方法は国際的な場所では控えた方が良いというコメントを幾度となくみたことがあります。
日本人はほとんどの方がキリスト教でもイスラム教でもなく、一神教ではない認識ですよね。
私自身そうです。
毎週日曜日に教会でミサに参加したり、毎週金曜日にモスクでお祈りしたり、聖書のような経典をひたすら読んだりしません。
ただ、神社やお寺には馴染みがあって違和感がない。
八百万の神様というのは違和感ない。
イエスもアッラーも八百万の神の一つだというざっくりとした考えでいます。
ということで井沢元彦先生の本を読んで勉強してみました。
今回読んでみたのは「世界の「宗教と戦争」講座」という本です。
非常にわかりやす本です。
日本人が認識している宗教と海外が考えている宗教がこんなにも異なるのかと非常に知的好奇心が刺激された一冊でした。
その中でも「日本人は無神論」という表現をすることのヤバさについて書かれている箇所が非常に印象的でした。
無神論がヤバい理由
無神論者だと思われることが実にヤバい。
外国人と交流するときに聞かれた場合、気をつけた方が良い。
その理由を整理するとこんな感じになります。
・共産主義だと思われる
・悪魔だと思われる。
・マルクス主義者だと思われる
あなたの宗教は何?
さて、ここまで分かった上でみなさんであればなんて回答しますか?
私の例を示すと、
「仏教徒(ブッディズム)です。」
と言いながら、手を合わせるポーズをする。
こんな感じだ。
手を合わせてポーズするのも一つのミソ。
イスラエルのヘブロンにあるマクペラの洞窟を訪問した際に、イスラエル国防軍の兵士に聞かれた。
モスクに入る前に試問されることになっている。
その際にブッディズム!と答えても通じなく、手を合わせてポーズをしたら兵士は大きくうなずてくれた。
仏教徒ですね。
この本を読んで、あのとき「no religion」なんて答えていようものならどうなっていたか考えると恐ろしい。
おしまい。