今回ご紹介するのは、「永田町中国代理人(長尾 たかし氏)」の著書です。
私は相変わらず中国共産党関連の本を読んでおり、リサーチ過程で元衆議院議員である長尾氏の体験踏まえた中国に対する見解が気になり本書を手に取りました。
よく飽きずに毎度中国関連書籍本を読みますな。今回はどんな本ですか?
まず、著者の長尾氏について簡単に紹介させていただきます。
長尾たかし氏は生命保険の営業マンから衆議院議員になった方で現在は選挙に落選し次回の選挙で再度国政へ戻ろうとしている元衆議委員議員です。
尖閣諸島付近海域まで漁船に同乗して現地視察などもしており、本書を読む限りかなりの行動派議員です。
中国からしたら嫌だろうな〜
そうです。
当然、中国から目をつけられます。
長尾氏は政策を進める中で、中国共産党から数々の妨害工作を受けます。
本書を読んでいると、もはや内政干渉と呼べるんじゃないかと感じました。
例えば、現在インドに亡命中のダライ・ラマ2世を国会議事堂の会議室に招待して、講演会を行おうとした際は中国から講演会を中止するようにわざわざ連絡が来たようです。
自分の国の国会議事堂の会議室で何をやろうと勝手じゃん!
私もそう思います!
我々の国、日本国内の話ですからね!
でも、実際にこのような妨害工作は表に出てこないだけで、見えないように行われているそうです。
または、気づかれないようにしているのです。
本書を読めば、長尾氏の経験談を踏まえて現状の中国が危険な存在なのか改めて認識することができる一冊です。
- この書籍に興味を持って買おうか迷っている方
- 日本の政治家に対して中国が行っている工作について知りたい方
印象に残った点
お金で買える日本政治家
中国からしたら、煙たい存在です。
ちなみに中国の人民日報で長尾氏に関する記事で、散々ボコボコに書かれたそうです。
しかしながrら気になるのが、最後の締めが下記のような文章だったということです。
長尾氏が日本企業の中国進出を支援し、それによって日本企業が利益を得たならば、氏が渇望する金銭が懐に入る可能性はある。
つまり、過去に金で中国に便宜を働いた政治家や経営者がいあっということか。。。
そう捉えられますよね。・
このような発言を日本の政治家に堂々とするということは、過去に中国からの金に靡いて、国益を売り渡している政治家なり、経営者がいたということが容易に推測できますね。
裏では中国から金をもらって、中国に国益を売り渡しているような者がいるという認識を持つことが必要です。
医療保険の不適正使用
医療目的を隠して来日し、 国保に加入して不当に安く治療する「医療保険制度ただ乗り外国人」が増えているのではないかと言う医療現場からの声を聞きました。いくつかの医療現場から寄せられた声は共通しています。
まじかよ。あんなに高い社会保険料払っているのに。。。
日本の保険制度って、海外から見たら羨ましがられる保険制度です。
この保険制度を悪用できることに気づいて実行した中国人一家が逮捕される事件が過去にありました。
日本での外国人就労者増加に伴い、外国人も日本に3ヶ月在住したら国民健康保険に加入しなければならないとされています。
えっ、義務なの?
はい、義務です。
これを悪用している外国人がいるのです。
日本の医療は世界的にも良質ですので、医療を目的としていることを隠して海外留学生として3ヶ月間日本に滞在し、国民健康保険に加入して3割負担で、普通だったら高額な治療を受けるなんてこともできるのです。
長尾氏は元々保険業界にいらっしゃったのでここら辺は詳しく解説されています。
詳細は本書をお読みください!
本当にびっくりしました。
事実認定はさせません!!
大使は私が指摘する、チベット・ウイグル・南モンゴル等に対する人権侵害に対して、「そんな事実は無い」「(その話は)中国では茶番と言われている」「笑い話になっている「閉じると言い切り、「あなたは新疆(ウィグル)に来たことがありますか?なければご案内しますよ。素晴らしいところですから」とお誘いまで受けてしまいました。
国外脱出に成功し、生還したチベットやウイグルの方から強制収容所での経験談が出ているのに、「素晴らしいところですから」とは怖い。
しかもウイグルを案内されたとしても確実に決まったコースしか見ることができない、自由に取材することも許されないので、現実を知ることができないのは目に見えています。
事実認定をさせないというプログラムです。
もはや、ヤクザです。
無関心が招く悲劇
私たちに立ちはだかる最大の障壁は、全世界に蔓延する「無関心」だと思います。
ある日突然、何の理由もなく、命が奪われる、生活が奪われる、歴史が奪われる、言語や文化が奪われる。
このような多くの当事者自身による証言に基づいた事実が、事実として受け止められない。
チベットやウイグルの方達も穏やかに生活していた時期はありました。
しかしながら、中国共産党に支配されるようになってからは、突然奪われたのは自由だけでなく、家族、友人そして命までも奪われています。
この無関心はやがて我々に悲劇をもたらすかもしれません。
無関心のままでいるといつの間にか我々日本人もチベットやウイグルのような悲しい形で支配されてしまう日が来るかもしれません。
明日は我が身。
常にアンテナを張って生きて行きたいと思います。
読書後の変化
本書を読み、我々が気づかないように静かに搾取されたり、中国に抵抗できないような社会システム構築に向けて浸透工作を続けているんだなと強く感じると共に危機意識が強くなりました。
特に医療保険の悪用にはびっくりしました!
これは中国だけでなく、その他の国でも同じように悪用している人がいるでしょうが、外国人による悪用方法があるということが仰天でしたわ。
まとめ
私が選んだ本がたまたまそうなのかもしれませんが、中国共産党が支配する国家は「ならず者国家」という表現をしていますが、やっていることが全て事実であればまさにその通りだと思います。
自分の身は自分で守る。
そのためには外の世界で何が起こっているのか常に情報収集し、考察して、行動できるようしておくということが大事ですね。
以上、ここまで読んでくださりありがとうございました。
よろしければ本書をお読みください。