どーも!
毎度、中国関連の書籍をひたすら読んでいるシーマーです。
今回紹介するのは「マンガ_孫子の兵法」です。
本書の名前、みなさんも名前は聞いたことありますよね?
ほとんどの方は、一度は耳にしたことがあるはずです。
名だたる経営者からたまに紹介されていたりしますよね戦略書とかで。
私が今回この本を手に取った理由は、中国関連書籍は読んでいますが、名著を読んでいないなぁ。
と思い立ち、まず思いついたのが本書!という理由で手に取りました。
そして「マンガ」がありましたからね。
過去に同じ出版社のもので三国志も読んでいましたからね↓
だって、普通に読んだら「孫子の兵法」だなんて難しそうじゃないですか。
というわけでまずは初心者である自分が読むにあたって、あえてマンガを選んだわけです。
- 孫子の兵法に興味を持っているけど、どれを読んだらいいかわからない方
- おすすめのマンガ版_孫子の兵法を探している方
概要
そもそも孫子の兵法はどの時代にどこで書かれたものかというと、なんと紀元前500年頃の中国です!
当時は春秋戦国時代と呼ばれ多くの小さな国が乱立していた戦乱の世です。
えっ、今から約2,500年前ってこと!?
そうなんです。
はるか大昔すぎて、何もイメージが湧かないでしょう。
その大昔の戦国時代における厳しい戦いの中で、生き抜くための考え方や勝つための戦略をまとめたのが、「孫子の兵法」という書物です。
作者は諸説ありますが、本書では「孫武(そんぶ)」を主人公とし、孫子の兵法の作者として描いています。
なんでそうなったのかは、本書の冒頭をお読みくださいませ♪
この孫武という人物の人生での実体験をもとにして孫子の兵法での教訓を描いています。
ストーリー形式かつマンガであるため、初心者の導入としては最適な一冊でした!
印象に残った点
本書で印象に残った点をいくつか紹介します。
孫子の兵法は計6,000文字!?
孫子の兵法って、実は約6,000文字程度で原稿用紙15枚ほどの書物なんです。
私は本書内容だけでなく、このシンプルさにもびっくりしてしまいました。
現代の原稿用紙で表現すると15枚分ですね。
いつの時代も大切なことはシンプルなのですね。
そのシンプルさの他にも紙の本ではなく、竹簡という竹に書かれていたということにも私はびっくりしています。
ちなみに紀元前500年前の話ですから当時「紙」はまだ発明されていないため、竹を平らに削った「竹簡(ちくかん)」というものに記されました。
この竹簡をまとめる方法として、竹を集めて編んだことから「編集」という言葉が生まれたとも言われています。
呪術からの解放
陰陽流兵学と言って星 月 風 万物の吉凶を占いその神秘的手段によってまだ見ぬ勝敗を占う神がかり的な軍事術が当時の主流なのである。
この当時って柔術で戦うのがもう当たり前だったんですよね。
当然戦の前には呪術で占いをして、亀の甲羅にヒビを入れてそのヒビの割れ具合で占う。
ちょっと意味わかんない🐢
こういったことが当たり前のようにされていたんですね。
これが当時の当たり前ですからその呪術を否定するって言う事は、当然既得権益に対する挑戦になると思います。
祈祷師やシャーマンなどから、「お前は呪い殺される!」みたいな感じで絶対に言われると思うんですよね(完全に推測)。
でも、孫武は違いました。
呪術ではなく、理論と合理性で戦う。
この当時としては、画期的な考え方でした。
相当強い意志をお持ちだったようですね。
まとめ
今から約2,500年前に書かれた孫子の兵法が現代でも使われているのは、本質的なことはいつの時代も変わらないということを示しています。
難しそうだなと二の足を踏んでしまう方でも現代はマンガというわかりやすいコンテンツで読み始めることができます。
興味を持たれたら、まずはマンガで読み始めてみるのはいかがでしょうか。
ここまで読んでいただきありがとうございました。