自律神経と腸の関係

緊張したり強いプレッシャーを感じた時にお腹がキリキリする感じがする経験を誰もがお持ちだと思います。これは腸と自律神経が密接に関係しているためです。

腸の働き

血液の源泉

腸の働きの中で一番重要なものが、血液の源泉となることです。自律神経が乱れると血流が悪くなり、不調の原因となるといいましたが、いくら血流が良くなったとしても質の良い血液が流れていないとその効果は薄くなってしまいます。腸は食物の栄養素を吸収しながら血液を作り出しているのです。腸内には細胞菌というものがあり、善玉菌が2割、悪玉菌が1割、残り7割が日和見菌で構成されています。血液の質はこの細胞菌のバランスによって決定されるのです。単純なもので、善玉菌が増えれば、質の良い血液が作られ、悪玉菌が多くなった場合は質の悪い血液が作られます。暴飲暴食や不規則な生活で便秘や全身のだるさを感じるようになると当然イライラし、ストレスを感じることによって自律神経が乱れることになってしまいます。そのため、腸内環境を整えることは同時に自律神経を整えることでもあるのです。

免疫機能

免疫機能とは外部から侵入してきたウィルスや細菌、がん細胞などを攻撃して撃退する防御機能のことです。この免疫機能が低下すると風邪やインフルエンザにかかりやすくなり、がんにもなりやすくなってしまいます。この免疫細胞の約70%が存在足ていると言われるため、腸内環境が悪化すると、免疫機能も著しい低下を招き、深刻な病気になるリスクが高くなってしまうのです。

セロトニン

セロトニンとは、別名幸せホルモンと呼ばる神経伝達物質のことです。精神を安定させる役割を担っています。体内にあるセロトニンの95%が腸内で作られているため、腸が精神を安定させているといっても過言ではありません。

腸内環境の整え方

腸内環境を整える方法として、食事のタイミングと食材の2つがあります。

食事のタイミング

基本的に毎日ほとんど同じ時間に食事をする規則正しい生活をすること。夕食は就寝の3時間前までに終わらせておくこと。朝起床時にはコップ一杯の水を飲むこと。これらのことを気をつけるだけです。また、食事中はよく噛むことによって唾液が出るようになり、消化を助けることになり、免疫力がアップします。

食材

納豆やヨーグルトなどの発酵食品や食物繊維が豊富な食材を意識的に食べるようにしましょう。これらは食べ過ぎも良くないため、腹八分目または七分目ぐらいで食事の摂取量を止めておきましょう。

 

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