自分が所属している会社の副社長が本書を推薦していたため試しに読んでみました。今までなんとなくプロ野球における落合監督に関するニュースをよく見ていましたが、この世界で生きる男の生き方や考え方が非常に奥深い世界であることを本書を通じて感じました。

全般感想

プロ野球という一般の会社員のように雇用が保障されていないという、厳しい世界で生き抜き、選手・監督としてどちら側でも一流となり、常に我が道をいく男、落合博満。かっこ良すぎです。周囲の目や評価を気にせず我が道を行けるのは、回を敵にしても、鉄の絆で結ばれた落合夫人の存在が大きいのだろうが、それだけではない。若い頃から野球に対して真剣に向き合ってきたからこそ、放つことができる落合監督の言葉がとても魅力的であった。また、選手の人生を変えてしまっているその言葉の力にも引き寄せられる。

印象に残った3点

1.心は技術で補える

落合監督が荒木選手に行った言葉。「心は技術で補える。心が弱いのは技術が足りないからだ。」揺るぎない技術を持つことによって、その日で左右されるようなことにならないようにすること。落合監督は選手に厳しいものを求めていたんですね。いつも不安に思ってしまっている僕は、技術が足りないんだとこの言葉が響きました。僕に言っているのかというくらい。

2.自分の居場所は掴み取れ

プロの厳しい世界の中で居場所は与えられるものではなく掴み取るものであるということ。与えられた者は弱く、壁に直面するとすぐに折れてしまう。だから落合監督は選手に厳しいノックを打ち、選手同士で競争させ、実力を引き上げて求めるレベルに達した選手を使う。このプロセスを踏んできた選手は、精神的にも強い。こういう観点は、様々な選手を見てきた中で得られた観点なのだろうか。いずれにせよなんだか心に残ったので入れました。会社のポジションでも同じ意識を持って仕事に励みたいものです。

3.「言えばわかる段階」と「言ってもわからない段階」

同じ言葉をかけるにしてもその人によって、言えばわかる段階」と「言ってもわからない段階」があるということ。人によってアドバイスが心に響き行動を変えるきっかけになるタイミングとそうはならないタイミングというものがあるということですね。同僚や部下に対してコミュニケーションをとっていく上で大事な観点の1つだと思います。自分自身で振り返ってみてもそういうタイミングはあったなと思います。特に自分で考えて試行錯誤して、失敗を繰り返して、本当にどうすればいいんだろうとなった時に、求めたアドバイスの言葉は心の奥に入り、行動を変えるきっかけになったと思います。

まとめ

筆者が落合監督から最後に言われた言葉。「お前はこれからいく場所で見たものを、お前の目で判断すればいい。オレは関係ない。この人間がいなければ記事を書けないというような、そういう記者にはなるなよ。」

要するに自分で考えて自分責任持って生きていく。これしかないんだということが伝わってくる結びでした。

いつもなら読んだ本はメルカリに出品しますが、この本は出品したくないと思ってしまうような本です。

ぜひ興味がある方は読んでみてください。

 

 

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